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美容師にとっては写真を持参いただけるのはとてもありがたいこと。でもお客さんは持参した写真を見せることに実はとても勇気がいるのです。勇気を出して持参する写真には、お客様の「こうなりたい」の希望が詰まっています。想いが強いほど違った時はがっかり・・・。そんながっかりを避けるために写真を持参いただいた場合の確認点・注意点をご紹介します。
1. お客様持参のスタイル写真の確認点は?
1-1. 長さ・カラー・パーマ具合
1-2. ニュアンスや雰囲気も確認
1-3. カウンセリングをしたうえでプロとしてのアドバイスも必要
2. 「否定」しないことが大切
3. セット方法やケアの方法まで伝えよう
4.バリエーション豊富なスタイル写真を準備しておこう
5.サイドやバックスタイルもあるBSPのスタイル写真
6.丁寧なカウンセリングがリピートにつながる
お客様持参のスタイル写真の確認点は?
お客様の中にはご自身でなりたいスタイル写真や芸能人の写真を持参する方もいらっしゃいます。写真があると、美容師としてはイメージがつかみやすく有難いですよね。写真を持ってきていただいた場合にはどんな点に気を付けなければいけないのでしょうか?
長さ・カラー・パーマ具合
具体的な確認ポイントとしては、
・長さ
・カラー
・パーマ具合
が挙げられます。それぞれ具体的に考えてみましょう。
長さは、前髪、サイド、バックの長さだけでなく、ゆくゆくどんな髪型にしたいのか、伸ばしたいのかによって、段を入れるかどうかなど、施術内容が変わってきます。
有名人の宣材写真や雑誌のモデルの切り抜きなどでは、光の当たり具合や角度でカラーの見え方が変わることがあります。サンプルを見せながらしっかり確認しましょう。また、抜けてくると黄色っぽくなる、赤っぽくなる、痛みが目立つなどの髪質の悩みを聞くことで選ぶ色を調整するとよいですね。
パーマ具合は、パーマをかけている場合と、コテで巻いてセットしているだけの場合があります。また全体的にパーマをかけてトップの根本や前髪の一部だけをコテでセットしている場合も。写真のスタイルを再現するにはパーマが必要なのか、自分でコテで巻いてもらうほうが自然なのかお客様に説明したうえで、お客様にどうしたいか希望を聞いてみましょう。自分で巻く場合は、どうやったら再現できるのか実演しながら、しっかり説明すると喜んでいただけます。
ニュアンスや雰囲気も確認
写真を持参するお客様は、写真通りのスタイルを望んでいるばかりではありません。フェミニンさやクールさなどのニュアンスを伝えたい場合や、写真の中の柔らかいウェーブの可愛さを伝えたい場合や、アンニュイな前髪のイメージを伝えたい場合もあります。また、写真通りのカラーや髪の長さにしたいけど、雰囲気は甘くしすぎない、などの希望もあるかもしれません。細かい部分の確認だけでなく、全体のイメージや雰囲気の希望も確認しましょう。
カウンセリングをしたうえでプロとしてのアドバイスも必要
ご持参いただいた写真をもとに要望を細かく聞いてその通りに施術しても仕上がりに満足いただけないことがあります。それは、例えば写真よりもサイドは少し長めにしたいなどの各パーツの調整をお客様の要望通りにしすぎて全体のバランスが崩れてしまうことがあるからです。
細かく要望を聞きながらも、最終的にどうなりたいのかをしっかりすり合わせた上でそのスタイルを実現させるためにプロとしてアドバイスしましょう。例えば、「ここを長くすると逆にこっちが浮いてバランスが悪くなるので、こうした方が良いと思いますがどうですか?」「朝セットするときにこうしておいたほうが楽にできますよ」などと説明し、お客様の了承を得ながら進めます。しっかり説明を受けていれば納得感もあり、最終的に気に入ったスタイルになればお客様の満足度も高いでしょう。
「否定」しないことが大切
美容師からすると、イメージがわかりやすく写真を持参していただけるのは有難いことなので、つい忘れがちですが、お客さん自身は写真を見せることを実はとても恥ずかしく感じていることがあります。
例えば、
・にあわないでしょ、と笑われないかな?
・モデルが良いだけで同じようにはならないって言われないかな?
・芸能人みたいになれるわけないのに、と思われないかな?
など、美容師さんがどんな反応をするのか内心ドキドキしているのです。
その気持ちを察して美容師は絶対に「否定」せず写真を持参いただけたことに感謝を伝えましょう。
セット方法やケアの方法まで伝えよう
お客様の「なりたい姿」を否定しない、とはいえ髪質などの違いで写真通りにならないこともあるでしょう。その場合セットによって近づける方法を伝えたり、家での日常ケアの方法をお伝えすると喜ばれます。美容師さんがセットしてくれたときはよかったのに、二度と再現できない・・・となると満足度は下がってしまいます。できるだけ簡単にセットできたり、普段から手入れしやすい髪型に整えてあげると親切ですね。
もしも持参した写真通りにカットすると、日々のスタイリングが難しそうだと感じたら、お客様に伝えご希望を聞いてみましょう。もともとの希望と少し違ったとしてもセットしやすいスタイルを望まれる方もいらっしゃいます。
バリエーション豊富なスタイル写真を準備しておこう
お客様が持参する写真は多くが正面のみの写真です。美容師からするとサイドやバックスタイルも確認したいところ。カウンセリングの際に、サイドやバックのスタイル写真があればより具体的にお客様に確認ができます。そのため、スタイル写真は正面だけでなくサイドやバックの写真も取り揃えておくとよいでしょう。
サイドやバックスタイルもあるBSPのスタイル写真
最近利用が増えてきた美容院・美容室・サロンが利用しているスタイル写真のサブスクサービスですが、中には正面のスタイルしかなかったりする場合も。そこでおすすめなのが、BSP(ビューティー・ストック・フォト)のサービスです。スタイル写真は、正面、サイド、バックの3点が揃っているだけでなく、カラーやトリートメントなどの施術写真や、ヘアセットスタイル写真も。もちろん女性の写真だけでなくメンズやミセスの写真もラインナップされています。定額で約2700枚からダウンロードし放題!都内のトップスタイリストによる新作が毎月追加されるので旬のスタイル写真を常に入手可能です。
丁寧なカウンセリングがリピートにつながる
美容師にとっては写真を持参いただけるのはとても有難いこと。でもお客さんは持参した写真を見せることに実はとても勇気がいるのです。お客様の気持ちに寄り添いながら写真を持って来ていただけたことへの感謝を伝えつつ、長さや色、雰囲気など、写真通りで良いのか、変えたい要望があるのか、丁寧にカウンセリングしてお客様のなりたい姿に限りなく近づけることで、満足度は上がり、リピート客になってくれるかもしれません。写真があっても「丁寧なカウンセリング!」の基本を大事にしたいですね。
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