50代60代男性のリピート客を増やしたい美容室・美容院・サロン・理容室のオーナーの方向けに、なぜグレイカラーをご提案すると良いかを解説した記事です。毎回黒染めする方、カットのみのお客様へグレイカラーを提案することで、より満足度をアップさせて客単価アップ、リピート率向上につなげましょう。
- 50代60代の男性は黒染め?それともグレイカラー?
1-1. 50代:渋さが似合う人、老けて見える人も
1-2. 60代:若々しさを保ちたいなら
1-3. グレイヘアとは?黒染め・白髪染めとの違い
1-4. グレイヘアのメリットとデメリット
- 白髪を目立たせないメンズのグレイカラーヘア
2-1. 50代におすすめのグレイヘア・グレイカラー
2-2. 60代におすすめのグレイヘア・グレイカラー
- 50代60代の白髪染め・黒染めの頻度とは
- 頻度の高い白髪染めのメンズ客をリピート客に!
- スタイル写真には50代60代のメンズヘア・グレイヘアも載せよう
- 50代60代の男性のお客様へグレイカラー提案でリピート率アップ
50代60代の男性は黒染め?それともグレイカラー?
加齢とともに、だんだんと白髪が目立つと感じる50代〜60代。とはいえバリバリ仕事をこなす現役世代でもあります。若々しく見られたい、年相応の威厳も欲しい・・・お客様によってニーズは異なります。
50代60代の男性におすすめするのは黒染めが良いのか、それともグレイカラーが良いのでしょうか?そもそも50代、60代の男性の髪にはどんな特徴があるのでしょうか。
50代:渋さが似合う人、老けて見える人も
50代は白髪の割合も増え、人によっては半分以上が白髪になる方も。白髪だけでなく、髪のハリやツヤが気になったり、1本1本の毛が細くなることも。白髪が半分くらいになると年相応の渋みがでて、魅力が増す方がいる一方で、白髪によって実年齢より老けて見える方もいらっしゃいます。
60代:若々しさを保ちたいなら
60代になると、毛量やハリツヤの悩みが増え、さらに白髪の割合も増してきます。定年を迎え、白髪染めをやめる方もいれば、若々しさを保ちたいと考える方も。
グレイヘアとは?黒染め・白髪染めとの違い
グレイヘアはその名の通り、白髪を残して活かしたグレイ色のヘアスタイルです。一方、黒染め・白髪染めとは白髪を薬剤を使って黒や茶色などに染めます。
なお、ドラッグストアなどで購入する薬剤を使って髪を染める場合を白髪染めと言い、美容室や理髪店でブラウンやグレーをベースとした色素量の多いアルカリ性の薬剤を使って白髪を染める場合をグレイカラーと呼ぶこともあります。
グレイカラーは、市販の白髪染めより染料が髪の内部に入りやすく、色持ちが良いのが特徴です。この記事では前者の白髪を活かしたヘアスタイルを「グレイヘア」として話をすすめます。
グレイヘアのメリットとデメリット
グレイヘアは白髪を活かし自然な髪色を楽しむヘアスタイルのため、白髪が増えてもあまり気にならない点がメリットです。白髪を黒染めしている場合、少しでも白髪が目立ってくると気になったり老けて見える気がしてストレスを感じたりするお客様もいます。そのような方はグレイヘアが良いと感じやすいでしょう。
一方で、グレイヘアにするには白髪の割合が80%以上あると自然な仕上がりになりますが、まだ白髪の割合が少ない方の場合は、定期的なケアが必要なのがデメリットと感じる方もいるかもしれません。
白髪染め同様に、ヘアカラーと併用したりメッシュを入れるなどの工夫をすることで自然でおしゃれなグレイカラーのスタイルをキープすることができます。
白髪を目立たせないメンズのグレイカラーヘア
白髪を目立たせないグレイカラーにはポイントがあります。お客様の白髪の割合によって、また白髪の色味によって白髪をグレイカラーに染める際に、適切な色を選ぶ必要があります。
ここでは年代別におすすめのグレイカラーをご紹介します。ぜひ50代60代の男性のお客様への提案の参考にしてみてください。
50代におすすめのグレイヘア・グレイカラー
50代に人気でおすすめのカラーの一つ目は「アッシュグレー」です。
アッシュは灰色をベースとしたグレーやブルー系の色味を感じるカラーなので、赤や黄の色味があまり好きでない方、寒色系の色が好きな方に人気です。この色で染めることで、生えてきた白髪を目立たせず、またクールでおしゃれな印象を与えます。
50代におすすめしたいカラー、2つ目は「白髪ぼかしハイライト×アッシュグレー」です。
白髪ぼかしハイライトとは、白髪染めを使わず、一旦ブリーチして入れたハイライトの上から色を重ねることで、白髪を目立たせなくする方法です。重ねる色を白髪となじみやすいアッシュグレーにするとおしゃれで落ち着きのある色になります。
暗めな色が一般的な白髪染めに比べ、ハイライトの上から入れる色は明るい色でもOK。選べる色のバリエーションが豊富な点も、お客様に提案しやすく喜ばれやすい点ですね。しかし、ブリーチは髪へのダメージも大きく、ブリーチを繰り返すことで髪がごわごわになったりパサついてしまうことも。デメリットもしっかりと説明し納得いただいたうえで施術しましょう。
60代におすすめのグレイヘア・グレイカラー
60代になると白髪の割合も増え、60%以上が白髪という男性も多いのではないでしょうか。白髪の割合が増えてきたら、明るい色で白髪をぼかすのがおすすめです。具体的には、「明るめのアッシュカラー」で作るグレイヘアです。白髪を真っ黒に染めるのではなく、アッシュで染めて全体をグレイカラーにすることで白髪を目立たせなくします。
明るめのアッシュは、全体のトーンを明るくしつつくすんだ透明感が特徴です。おしゃれで年齢を感じさせない、華やかだけど派手になりすぎない仕上がりになります。
もしグレイカラーよりももう少しナチュラルさや柔らかさを好まれる方には、「グレージュ」がおすすめです。くすみと上品さのある「グレー」にベージュの黄色味が加わることでより白髪に近く、ナチュラルでキレイな色味を出せます。
50代60代の白髪染め・黒染めの頻度とは?
白髪の量や、髪のどこに多く白髪が出るか個人差が大きいので、一概には言えませんが、男性は女性に比べて短髪の方が多く、白髪が出てくると髪全体の白髪の割合が多くなり目立ってしまいます。そのため、女性より早いタイミングでの黒染め、白髪染めを希望する方が多いでしょう。
髪の毛は、1ヶ月で平均約1〜1.5㎝伸びることからも、白髪染めの案内は3週間〜1ヶ月を目安にすると良いです。
頻度の高い白髪染めのメンズ客をリピート客に!
女性よりも来店頻度の高い男性は、リピート頂けると大変有難いお客様ですね。ただし、女性にくらべて「いつもの感じで」とカットのみや、黒染めをオーダーされる方も多いのではないでしょうか?髪を短く切っただけでは、白髪が多くなった髪を若々しく見せるのは難しいでしょう。また黒染めだと少し白髪が出ただけで目立って気になる、というお客様もいらっしゃるかもしれません。
そこで、白髪を目立たせず、なおかつおしゃれに見える「グレイカラー」を提案してみてはいかがでしょうか?「どこで切っても一緒」と考える方も多い男性のお客様でも、「このお店なら年相応に、しかし若々しくおしゃれなスタイルにしてもらえる」となると、黒染めをグレイカラーに、または毎回カットだけのお客様がカットにプラスして、グレイカラーをオーダーしてくれるかもしれません。
ただし、毎回髪全体を白髪染めやカラー染めしていると、髪や頭皮へのダメージも大きくなってしまいます。そこで、例えば耳の周りや髪の分け目に生えてきた白髪を染めなおす提案をすることで、来店頻度を落とすことなく、キレイな見た目も維持でき髪へのダメージも軽減されて喜ばれるでしょう。
スタイル写真には50代60代のメンズヘア・グレイヘアも載せよう
男性のお客様、特に年配のお客様をターゲットにしているのであれば、自店のホームページには、50代60代向けのメンズのスタイル写真も掲載しておきましょう。これまで白髪は黒染めをしてきた男性には、グレイカラーはイメージしにくいかもしれませんが、おしゃれで若々しく、しかも白髪を活かしたグレイカラーのスタイル写真を見れば、「やってみたい」と考えるお客様もいるでしょう。
白髪の量や出方、またどんなふうに見せたいかは人によって異なるので、グレイカラーでも黒に近いもの、グレイカラーの割合が多いもの、またはナチュラルさのあるグレージュなど、バリエーションがあるとお客様は希望のスタイルを選びやすくなるでしょう。
自前でメンズヘアのスタイル写真を揃えるのが大変という方には、月額でダウンロードし放題のスタイル写真のサブスクサービスであるBSP(ビューティー・ストック・フォト)がおすすめです。メンズのスタイル写真も取り揃えていますよ!
50代60代の男性のお客様へグレイカラー提案でリピート率アップ
50代60代の男性は年齢的に白髪が増える年代ですが、まだ現役のうちは「若々しくありたい」と黒染めする方が多いのではないでしょうか。そんな方におすすめなのが、おしゃれで若々しく見え、白髪が伸びてきても目立ちにくい「グレイカラー」です。
お客様のご要望を聞いて、色味やバランスを調整することでより満足していただければ、「カットや黒染めはどこの店でも同じ」と考えている男性のお客様をリピート客にしたり、カットのみだったお客様にカラーメニューを追加していただけるかもしれません。ぜひグレイカラーのメリットデメリットを十分説明したうえでおすすめしてみましょう。
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